ビザ申請

必要とされた書類は以下の通りです(2007年7月時点)。


・長期ビザ申請書
・証明写真(カラー・背景白、35×45㎜、顎から頭までの長さが写真全体の70~80%以内のもの)2枚
・受け入れ先機関の入学許可書 原本1部+コピー2部(氏名、受講期間、6ヶ月以上の学校登録期間と週20時間以上の受講時間が明記されているもの)
奨学金証明書(英文または仏文) 原本1部+コピー1部
・パスポート原本+パスポートの証明写真ページのコピー(1部)
・最終学歴を証明する書類(私は英文のものを提出しました) 原本1部+コピー1部
・履歴書(仏語か英語)
・フランスに行きたい理由を具体的に綴った動機書(仏語か英語)
・フランス語レベル証明書(ある場合)(大学の成績表、語学学校の在籍証明、ない場合は動機書にどのように、どのくらいの期間勉強してきたか説明)
・600円切手を貼った返信用封筒(パスポートが入る大きさ)
・ビザ料金7000円前後(現金支払い)
・アンケート用紙

※原本は返してもらえます。


東京の在日フランス大使館に直接出向かないといけないので、書類は入念に揃えていったほうがいいと思います。
意外に盲点なのが、「パスポート(原本)」。
私が申請した日には、パスポートのコピーは持ってきていたのに、パスポート自体を持ってくるのを忘れて、脱力して泣きそうになりながら帰っている人がいました。
たぶん遠方から来られたんだろうな・・・


あと、場所が少し分かりにくいです。
大使館の入り口の横にある、小屋のような小さな建物が、ビザ申請専用になっています。
想像以上に狭い場所で、座って用紙を記入できるようなスペースはなく、皆さん立って窓口に行列しています。
当日、待ち時間の間に記入すればいいかとかは考えず、事前にできるだけ記入して用意していくことをおすすめします。


で、肝心の申請ですが、特に留学先でのポジションについて質問されたりすることもなく、用紙を渡したらすんなり受領されたのでほっとしました。
奨学金証明書については、学振に英文での証明書の発行をお願いし(申請する際には所定の用紙が用意されています)、その証明書ですんなりOKでした。
受け入れ先期間の入学許可書については、私の場合、Lettre d'accueilというものを先方の大学の事務が用意してくださいました。
「週20時間以上の受講時間」なんてどこにも記載されていないものだったので、本当にこの文書で大丈夫なのかハラハラしましたが、これもすんなりOKでした。


ちなみに、Lettre d'accueilを取得するために必要な書類は、以下のようなものでした。
奨学金受給証明書(これも学振からの特別研究員の証明書で大丈夫でした)
・現在の所属研究科からの(留学承認の旨の)証明書
・留学中の事故、医療費、病気、本国送還等をカバーする保険加入証明書(←後からでもよい)
ビザ申請時に必要なので、早めに取得しておくと安心です。
私の場合、5月中旬にこれらの書類を先方に送付したら、5月末にはLettre d'accueilが届いて、フランス人とは思えない事務処理の早さに驚きました。


ところで、ビザの有効期限ですが、私は、ビザを申請したとき(あるいはビザが発行されたとき)から3ヶ月の有効期限なんだと思っていたので、できるだけ遅い時期に申請したほうがいいと思い、7月半ばに申請して、7月末にビザつきパスポートを受領しました。
でも、受領したビザを見てみたら、有効期限は9月〜11月となっていました!
申請時期は関係なかった?!
初めに、9月に渡航するということを伝えていたので、そのおかげかなと思います。
だから、渡航する月が決まっている人は、それをビザ申請時にきちんと伝えれば、ビザ申請のタイミングをそれほど気にしなくてもいいのかもしれません。


このときは、面倒な手続を経てビザを無事に取得できてやれやれと思っていましたが、この後もまだまだ面倒な手続が待っていました。それらについては、また日を改めて。