健康診断受診

仮滞在許可証取得時に予約をとっておいた日に、健康診断を受けに行ってきました。
健康診断を受けるときに必要なのは、予約時にもらったConvocationだけです。
Convocationには、予防接種を受けたときの証明書とか、過去のレントゲン写真等を持ってくるように書いてありますが、私は手元にそれらがなかったこともあって、持って行きませんでした。
ちなみに、これはパリだけなのかもしれませんが、健康診断を受けた後、同じ日に同じ場所で滞在許可証も受領できるようになっているようなので、滞在許可証受領のために必要な書類も、健康診断時に一緒に持っていっておくといいと思います。


まず受付でConvocationを渡すと、呼ばれるまで待っているように言われました。
待合室には15人くらいの人がいましたが、待ち時間はそれほど長くありませんでした。
名前を呼ばれ、部屋に入ると、身長・体重を量られ、その後視力検査。
AとかBとかアルファベットが書いてあり、それらのうちのどれかを検査員が指で指すので、そのアルファベットを読み上げるという方式でした。
片目ずつ検査するのですが、日本のような目を覆うための黒い器具なんかは用意されておらず、自分の手で片目を覆います。
視力は、1.2とかではなくて、4/5(5個中4個正解)といった表記方法でした。
遠くを見る視力検査の後に、手元で小さな字で書いてある文章を見せられて、検査員が指す単語を読み上げるという近くを見る視力検査もありました。
ちなみに、字が小さくて何が書いてあるか(日本の場合はどちらの方向か)分からない場合、日本では「分かりません」と言うかと思うのですが、私がJe ne comprends pas(分かりません)と言ったら、Je ne vois pas(見えません)と言うんですよと訂正されました(苦笑)。
なるほど!小さすぎて認識できないってことは、確かに、「見えない」ってことだよねと納得してしまいました。


さて、視力検査の後は、レントゲン撮影。
1人しか入れない広さの小部屋(内側から鍵をかけることができる)に案内されて、そこで上半身は全部脱ぐように言われます(女性もです)。
アクセサリーなどを外し、髪の長い人はまとめるように、呼ばれるまで待っているようにということが、その部屋の壁に貼られた紙に、日本語を含む各国の言葉で説明されていました。
入ってきたドアとは反対側にもドアがついており、レントゲン室につながっています。
自分の番になると、レントゲン技師(2人とも女性でした)がドアを開けにくるので、レントゲンを撮影し、元の小部屋に戻って服を着ます。
そしてまた待合室に戻り、今度は医師の診察を受けるための順番を待ちます。
はじめの待ち時間よりも、こちらの待ち時間のほうが少し長めでした。


医師から呼ばれて部屋に入ると、まずレントゲン写真の結果を知らされます。
私の場合、問題なし。
次に旧式の血圧測定器で血圧をとられ、これも問題なし。
過去の入院歴や現在薬を飲んでいるか等の質問をされ、私は若干説明したものの、これも問題なし。
最後に、自分のレントゲン写真をプレゼントされて医師の診察は終わり。


待合室に戻って座ろうとすると同時に受付から名前を呼ばれ、健康診断証明書を無事に取得することができました。