フランスで銀行口座開設

そんなわけで、シティバンクのカードとVISAカードがあれば不自由はなかったわけですが、私はさらに、フランスで銀行口座を開設することにしました。
理由は2つ。
・月々の家賃を支払う際に、フランスに口座を持っておいたほうが便利だったこと。
・住居補助を申請する際に、銀行口座証明RIBの提出が求められていたこと。
つまりどちらも住宅関係の理由。


私は、自宅から近かったというのと入りやすそうな雰囲気だったという理由から、Banque Populaireで口座を作ることにしました。
まず、窓口のお姉さんに口座を開きたいということを伝えて、担当者と会うための予約を入れてもらいます。
私の場合、その1週間後くらいに予約をとってもらいました(最速の日でこれだったのです・・・)。
名前と電話番号を伝えれば、この予約はとれたように記憶しています。
そして、その日に、私の担当者の名前と、口座開設のために必要な書類が書かれた紙をもらいました。
口座開設のために必要な書類は、身分証明書(外国人の場合はパスポートと滞在許可証?)、居住証明書、従来の口座の明細書などと書いてあったのですが、私の場合は今回が初めてのフランスでの口座開設ですから、「従来の口座の明細書」については用意できません。
とりあえず、特に要求されてはいませんでしたが、予約当日には、滞在許可証申請のときに必要だった書類(大学の事務が作成した所属証明書など)を一式持って行きました。


さて、1週間経って、今日はいよいよ口座開設だと思って銀行に行ったところ、なんと私の担当者は病気でお休みだとのこと。
せっかく予約をとっておいたのに・・・また出直してこいと言われるのではないか(さらに1週間後に予約取り直しさせられるとか)と悪い予感がしたのですが、意外なことに、別の担当者が出てきて私の口座開設をうけもってくれることになりました。
口座を開いて何をしたいのかと聞かれたので、家賃を払うのに利用したい、住居補助を受けるのに利用したい、小切手帳とRIBが欲しいと、かなりたどたどしいフランス語ながらも伝えたところ、「小切手口座(compte cheques)」なるものを作ることになりました。
「小切手口座」って何なんだろうかと不安になりましたが、まぁこちらはまだ1ユーロもとられてないわけですし、使えない口座だったらすぐに解約すればいいかと思って、契約書にサインしました。
ちなみに、最終的に、銀行口座開設に必要だったのは、以下のような書類です(※私の場合です、少し特殊な気がするのであまり参考にならないかもしれません)。


・パスポート(最初のページと、ビザが貼られたページのコピーをとられました)
・居住証明(大家さんが作成してくださったもの、特に様式なし、複数枚持っていたので原本をそのまま渡しました)
・フランスの大学の留学生課が発行した留学している旨の証明書(コピーをとられました)


滞在許可証または仮滞在許可証も必要だと聞いていたので、取得したばかりの仮滞在許可証(レセピセ)を見せたのですが、これについては、コピーはとられませんでした。
だから、必要だったのかどうかよく分かりません。
あと、電話番号や住所を聞かれたように記憶しています。
手数料等のお金は一切とられませんでした。
契約書にサイン後、担当者は、「約1週間後にあなたに連絡がいくから」とだけ説明。
え、どうやって連絡がくるの?
私の口座にどうやってお金を振り込んだらいいの?
などなど、とにかく分からないことだらけ。
ですが、とりあえず住所などの連絡先は伝えたわけですし、連絡が来ればそこに色々と説明もしてあるのだろうと思って、彼を信じて1週間待ってみることにしました。


そうしたら、1週間後を過ぎて少し経った頃(約2週間後)に銀行から手紙が来ました。
そこに書いてあったのは、「口座開設ありがとうございます」という趣旨のことと、私の口座番号のみ。
え?!で、どうしたらいいの??
もう月末になっていて、私は家賃を払うために一刻も早く小切手帳を入手したいと思っていて、契約書にサインした際に小切手帳が欲しいと言っておいたので郵送されてくるものだとてっきり思っていたのに・・・
結局、小切手帳については、もう少し待てば送られてくるのかなと思い、もう間に合わないこともあって、この月の家賃は郵便局の現金為替で支払いました。
この方法については、項目を改めて紹介します。